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つむぐ指圧治療室 相模大野

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交感神経のβ作用でないのはどれか

問題

交感神経のβ作用でないのはどれか。

  1. 血管収縮
  2. 心拍数増加
  3. 心収縮力増大
  4. 気管支拡張

解答: 1(血管収縮)

解説

  1. 正しい。血管収縮はα1受容体の刺激による作用であり、β受容体の作用ではない。α1受容体は血管平滑筋に広く分布し、ノルアドレナリンが結合すると血管が収縮する。一方、β2受容体は骨格筋の血管に分布し、これが刺激されると血管は拡張する。したがって血管に対するβ作用は「拡張」であり「収縮」ではない。
  1. 誤り。心拍数増加(陽性変時作用)はβ1受容体の刺激による典型的なβ作用である。
  1. 誤り。心収縮力増大(陽性変力作用)もβ1受容体の刺激によるβ作用である。
  1. 誤り。気管支拡張(気管支平滑筋の弛緩)はβ2受容体の刺激による典型的なβ作用である。

ポイント

血管収縮はα1受容体の作用であり、β受容体の作用ではない。

  • 覚え方のコツ: 「β1=心臓(いちばん大事な心臓を1番)」「β2=気管支と骨格筋血管(に番目に大事な呼吸と筋肉)」「α=血管収縮」と整理する。
  • 関連知識: β遮断薬は心臓のβ1受容体を遮断して心拍数と収縮力を低下させるため、高血圧・狭心症・不整脈に用いられる。β2刺激薬は気管支喘息の治療薬。α遮断薬は血管拡張により降圧作用を示す。
  • よくある間違い: 血管収縮をβ作用と混同すること。血管に対する交感神経の作用はα1(収縮)とβ2(拡張)が拮抗的に働く。
  • 教科書では「h.自律神経系の神経伝達物質と受容体」の範囲に該当する。
受容体 主な作用 臨床応用
α1 血管収縮、散瞳 α遮断薬→降圧
β1 心拍数増加、心収縮力増大 β遮断薬→抗高血圧・抗不整脈
β2 気管支拡張、骨格筋血管拡張 β2刺激薬→気管支喘息治療

表: アドレナリン受容体の作用と臨床応用

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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