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つむぐ指圧治療室 相模大野

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交感神経が単独で支配するのはどれか

問題

交感神経が単独で支配するのはどれか。

  1. 心臓
  2. 小腸
  3. 立毛筋
  4. 瞳孔括約筋

解答: 3(立毛筋)

解説

  1. 誤り。心臓は交感神経(心拍数増加・収縮力増大)と副交感神経(迷走神経による心拍数減少)の二重支配を受ける。
  1. 誤り。小腸は交感神経(蠕動抑制・括約筋収縮)と副交感神経(蠕動促進・括約筋弛緩)の二重支配を受ける。
  1. 正しい。立毛筋は交感神経のみの単独支配を受け、副交感神経の支配はない。交感神経が興奮するとノルアドレナリンがα受容体に作用して立毛筋が収縮し、鳥肌が生じる。同様に交感神経の単独支配を受けるものには、汗腺(ただしアセチルコリン作動性)、副腎髄質(節前線維のアセチルコリンで直接支配)、大部分の血管がある。
  1. 誤り。瞳孔括約筋は副交感神経(動眼神経)の支配を受けて縮瞳する。瞳孔散大筋は交感神経の支配で散瞳するため、瞳孔全体としては二重支配である。

ポイント

交感神経の単独支配を受ける代表的な器官は、立毛筋・汗腺・副腎髄質・大部分の血管である。

  • 覚え方のコツ: 「汗(汗腺)立て(立毛筋)副腎(副腎髄質)血管(血管)」→「あせたてふくじんけっかん」で交感神経単独支配の4つを覚える。
  • 関連知識: 汗腺は交感神経単独支配だが、例外的にアセチルコリンが伝達物質である(コリン作動性交感神経)。副腎髄質は交感神経の節前線維がアセチルコリンで直接支配し、アドレナリン・ノルアドレナリンを血中に放出する。
  • よくある間違い: 瞳孔を「交感神経単独支配」と間違えやすいが、瞳孔には散大筋(交感神経)と括約筋(副交感神経)があり二重支配である。
  • 教科書では「h.自律神経系の神経伝達物質と受容体」の範囲に該当する。
器官 交感神経 副交感神経 支配形態
心臓 促進 抑制(迷走神経) 二重支配
消化管 運動抑制 運動促進 二重支配
瞳孔 散大(散大筋) 縮小(括約筋) 二重支配
立毛筋 収縮 単独支配
汗腺 分泌促進(ACh) 単独支配
副腎髄質 カテコールアミン分泌 単独支配
血管(大部分) 収縮 単独支配

表: 二重支配と単独支配の器官比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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