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つむぐ指圧治療室 相模大野

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交叉性伸展反射について誤っているのはどれか

問題

交叉性伸展反射について誤っているのはどれか。

  1. 痛み刺激で起こる。
  2. 刺激肢に屈曲反射が起こる。
  3. 反対肢に伸展反射が起こる。
  4. 単シナプス性反射である。

解答: 4(単シナプス性反射である。)

解説

  1. 正しい。交叉性伸展反射は皮膚への痛み刺激(侵害刺激)をきっかけとして起こる。屈曲反射と同じ侵害刺激が起点となる。
  1. 正しい。刺激を受けた側(同側)では屈筋群が収縮し伸筋群が弛緩する屈曲反射(逃避反射)が起こり、四肢を引っ込めて侵害刺激から逃避する。
  1. 正しい。反対側(対側)では伸筋群が収縮し屈筋群が弛緩する伸展反射が起こり、片側を持ち上げた状態でも体重を支えて姿勢を保持する。
  1. 誤り。交叉性伸展反射は多シナプス性反射であり、単シナプス性反射ではない。同側の屈曲反射および対側の伸展反射のいずれも複数の介在ニューロンが関与し、さらに脊髄の正中を越えて対側に信号が伝わるため、多数のシナプスを経由する。単シナプス性反射はIa群求心性線維→α運動ニューロンの伸張反射のみである。

ポイント

交叉性伸展反射=「同側の屈曲+対側の伸展」の組合せであり、多シナプス反射である。

  • 覚え方のコツ: 「交叉=反対側に渡る=介在ニューロンが必要=多シナプス」と論理的に導く。対側に信号を送るには介在ニューロンが不可欠である。
  • 関連知識: 交叉性伸展反射は歩行時にも重要であり、片脚を引き上げたときに反対側の脚が伸展して身体を支える。脊髄の歩行中枢(CPG:中枢パターン発生器)とも関連する。
  • よくある間違い: 交叉性伸展反射を単シナプス反射と誤認するケース。「単シナプス反射=伸張反射のみ」を鉄則として覚えておく。
  • 教科書では「a.脊髄レベルでの調節」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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