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下垂体前葉ホルモンはどれか

問題

下垂体前葉ホルモンはどれか。

  1. バゾプレッシン
  2. オキシトシン
  3. プロラクチン
  4. テストステロン

解答: 3(プロラクチン)

解説

  1. 誤り。バソプレシン(ADH)は視床下部で産生され下垂体「後葉」から分泌されるホルモンであり、前葉ではない。
  1. 誤り。オキシトシンは視床下部で産生され下垂体「後葉」から分泌されるホルモンであり、前葉ではない。
  1. 正しい。プロラクチン(PRL)は下垂体前葉から分泌されるホルモンで、乳腺の発達と乳汁分泌を促進する。下垂体前葉からは他にGH(成長ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の計6種類が分泌される。プロラクチンの分泌はドーパミン(PIH)により抑制的に調節される。
  1. 誤り。テストステロンは精巣のライディッヒ細胞から分泌される男性ホルモン(ステロイドホルモン)であり、下垂体からは分泌されない。

ポイント

下垂体前葉ホルモンは6種類(GH、PRL、TSH、ACTH、FSH、LH)であり、後葉や末梢腺のホルモンと区別する。

  • 覚え方のコツ: 前葉6種は「GH・PRL・TSH・ACTH・FSH・LH」。後葉は「オキシトシン・バソプレシン」の2つのみ。テストステロンは精巣(末梢内分泌腺)から分泌される。
  • 関連知識: 下垂体前葉のホルモンは全てペプチドホルモン(水溶性)である。TSH、ACTH、FSH、LHはそれぞれ末梢腺を刺激する「刺激ホルモン」、GHとPRLは直接標的組織に作用する。
  • よくある間違い: バソプレシンとオキシトシンは下垂体「後葉」から分泌される。「前葉」と「後葉」の混同は頻出であり、特に下垂体に関する問題では注意が必要である。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
分泌部位 ホルモン 主な作用
前葉 成長ホルモン(GH) 成長促進、血糖上昇
前葉 プロラクチン(PRL) 乳汁産生促進
前葉 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 甲状腺ホルモン分泌促進
前葉 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) コルチゾール分泌促進
前葉 卵胞刺激ホルモン(FSH) 卵胞発育/精子形成
前葉 黄体形成ホルモン(LH) 排卵誘発/黄体形成
後葉 オキシトシン 子宮収縮、射乳
後葉 バソプレッシン(ADH) 水の再吸収促進

表: 下垂体ホルモンの一覧

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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