問題
リンパ系の働きでないのはどれか。
- 過剰な間質液の吸収
- 間質液の異物の除去
- 間質液の膠質浸透圧の調節
- 間質液のpH の調節
解答: 4(間質液のpH の調節)
解説
- 誤り。リンパ管は毛細血管から漏出した過剰な間質液を吸収し、静脈系に戻す重要な機能を持つ。
- 誤り。リンパ節にはリンパ球やマクロファージが存在し、間質液中の異物や病原体を除去する免疫機能を持つ。
- 誤り。リンパ管は間質液中のタンパク質を回収して静脈系に戻すことで、間質液の膠質浸透圧の調節に寄与する。
- 正しい。間質液のpH調節はリンパ系の主な働きではない。pH調節は主に肺からのCO₂排泄、腎臓からのH⁺排泄とHCO₃⁻再吸収、および血液の緩衝系(重炭酸緩衝系など)が担う。酸性物質は血液中のHCO₃⁻などの働きで中和される。CO₂は肺から、H⁺は腎臓から排泄される。
ポイント
- リンパ系の3大機能は「過剰な間質液の吸収」「異物の除去(免疫)」「膠質浸透圧の調節(タンパク質回収)」である。
- 覚え方のコツ: リンパの役割は「液・免・圧」(液体回収・免疫・浸透圧調節)の3つで整理する。
- 関連知識: pH調節に関して「血液の緩衝系として重炭酸緩衝系、リン酸緩衝系、血漿タンパク緩衝系、ヘモグロビン緩衝系がある」。。
- よくある間違い: リンパ系が「体液調節」に関わるため、pH調節もリンパ系の機能と誤解しやすい。pH調節は肺・腎臓・緩衝系の役割である。
| リンパ系の機能 | 内容 | 関連する構造 |
|---|---|---|
| 間質液の吸収 | 過剰な間質液を回収し静脈系へ | 毛細リンパ管 |
| 異物の除去 | 免疫細胞による防御機能 | リンパ節 |
| 膠質浸透圧の調節 | 間質液中のタンパク質を回収 | リンパ管 |
表: リンパ系の主な機能
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