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つむぐ指圧治療室 相模大野

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リンパ系について正しいのはどれか

問題

リンパ系について正しいのはどれか。

  1. 毛細リンパ管の透過性は毛細血管より低い。
  2. リンパ液には蛋白質が含まれる。
  3. 歩行はリンパ液の輸送を抑制する。
  4. リンパ節は血液凝固に関与する。

解答: 2(リンパ液には蛋白質が含まれる。)

解説

  1. 誤り。毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高い。→毛細リンパ管は内皮細胞間の隙間が大きく、血漿タンパク質や異物などの高分子物質も取り込むことができる。毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高い。
  1. 正しい。リンパ液には蛋白質が含まれる。→間質液に漏出した血漿タンパク質が毛細リンパ管に取り込まれ、リンパ液として静脈系に戻される。→「リンパ中のタンパク質濃度は血漿中のそれよりもやや低い」とあり、血漿より低濃度だが蛋白質は含まれている。
  1. 誤り。歩行はリンパ液の輸送を促進する。→骨格筋の収縮・弛緩がリンパ管外からの力としてリンパの受動的輸送を促す(筋ポンプ作用)。→リンパ管には弁があるため、筋収縮により一方向に押し出される。
  1. 誤り。リンパ節は免疫機能に関与する。→リンパ節にはリンパ球やマクロファージが存在し、リンパ液中の異物を取り除く生体防御の場である。→血液凝固に関与するのは血小板や凝固因子である。

ポイント

  • リンパ液は間質液がリンパ管に入ったもので、血漿より低濃度ながら蛋白質を含む。
  • 覚え方のコツ: 「リンパは”漏れた”タンパクの回収係」と覚える。毛細血管から漏出した蛋白を回収して静脈に戻す役割。
  • 関連知識: リンパ系の機能は(1)過剰な間質液の吸収、(2)異物除去、(3)蛋白質回収による膠質浸透圧調節、(4)脂肪吸収の4つ。
  • よくある間違い: 毛細リンパ管と毛細血管の透過性を逆に覚えてしまう。リンパ管の方が透過性が「高い」。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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