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つむぐ指圧治療室 相模大野

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リンパ球産生に関与しないのはどれか

問題

リンパ球産生に関与しないのはどれか。

  1. 骨 髄
  2. 胸 腺
  3. 膵 臓
  4. 脾 臓

解答: 3(膵 臓)

解説

  1. 正しい。骨髄は造血幹細胞からリンパ球を含む全ての血球を産生する場所である。さらにB細胞は骨髄(Bone marrow)で成熟するため、一次リンパ器官としても重要である。
  1. 正しい。胸腺(Thymus)は骨髄由来の前駆T細胞が移動して成熟T細胞に分化・選択される場所であり、一次リンパ器官に分類される。正の選択と負の選択により自己反応性T細胞が除去される。
  1. 誤り。膵臓は外分泌腺(消化酵素:膵リパーゼ、膵アミラーゼ、トリプシンなど)と内分泌腺(ランゲルハンス島:インスリン、グルカゴン、ソマトスタチン)としての機能を持つ器官であり、リンパ球の産生や成熟には関与しない。消化と血糖調節が膵臓の主な機能である。
  1. 正しい。脾臓は二次リンパ器官であり、血液中の抗原に対するリンパ球の活性化・増殖が行われる免疫応答の場である。また古い赤血球の破壊も行う。

ポイント

リンパ球の産生・成熟に関与する器官は骨髄(産生+B細胞成熟)・胸腺(T細胞成熟)・脾臓(活性化・増殖)であり、膵臓は免疫系とは無関係の消化・内分泌器官である。

  • 覚え方のコツ: 「B=Bone marrow(骨髄)」「T=Thymus(胸腺)」。一次リンパ器官は骨髄と胸腺、二次リンパ器官は脾臓・リンパ節・扁桃などである。
  • 関連知識: 胸腺は思春期に最大となり、その後加齢とともに退縮する(胸腺の退縮)。これにより加齢に伴い免疫機能が低下する一因となる。糖質コルチコイドにはリンパ球を抑制する免疫抑制作用がある。
  • よくある間違い: 脾臓をリンパ球産生に「関与しない」と誤解すること。脾臓はリンパ球の「新規産生」ではなく「活性化・増殖」の場であるが、リンパ球産生に広い意味で関与する。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
器官 分類 リンパ球との関係
骨髄 一次リンパ器官 全血球産生、B細胞成熟
胸腺 一次リンパ器官 T細胞成熟・選択
脾臓 二次リンパ器官 リンパ球活性化・増殖
リンパ節 二次リンパ器官 リンパ液中の抗原に対する免疫応答
膵臓 内分泌/外分泌器官 リンパ球とは無関係

表: 主な器官とリンパ球との関係

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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