問題
メルケル盤が刺激されて起こる感覚はどれか。
- 触圧覚
- 温 覚
- 冷 覚
- 痛 覚
解答: 1(触圧覚)
解説
- 正しい。メルケル盤(メルケル細胞)は皮膚の表皮基底層に存在する触圧覚の受容器であり、SA I型(slowly adapting type I)に分類される。持続的な圧刺激の検出に優れ、物体の形態・テクスチャーの認知や二点弁別に重要な役割を果たす。順応が遅いため、持続的な圧を感じ続けることができる。指先や口唇に多く分布する。
- 誤り。温覚の受容器はルフィニ終末(または自由神経終末)であり、メルケル盤ではない。
- 誤り。冷覚の受容器はクラウゼ小体(または自由神経終末)であり、メルケル盤ではない。
- 誤り。痛覚の受容器は自由神経終末であり、メルケル盤ではない。
ポイント
メルケル盤は表皮基底層にある触圧覚の受容器であり、順応が遅く持続的な圧刺激を感知する。
- 覚え方のコツ: 「メルケル=触る(メル)ケル(圧)」→触圧覚の受容器と覚える。順応の速さで分けると「速い順応=マイスナー・パチニ」「遅い順応=メルケル・ルフィニ」となる。
- 関連知識: 触圧覚の受容器は4種あり、マイスナー小体(触覚・速い順応)、メルケル盤(触圧覚・遅い順応)、パチニ小体(振動覚・速い順応)、ルフィニ終末(伸展・遅い順応)と整理する。
- よくある間違い: メルケル盤とマイスナー小体を混同しやすい。メルケル=遅い順応・持続圧、マイスナー=速い順応・軽い触覚と区別する。
- 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
| 受容器 | 感覚 | 順応速度 | 分類 |
|---|---|---|---|
| マイスナー小体 | 触覚(軽い接触) | 速い | RA I型 |
| メルケル盤 | 触圧覚(持続圧) | 遅い | SA I型 |
| パチニ小体 | 振動覚 | 速い | RA II型 |
| ルフィニ終末 | 皮膚伸展 | 遅い | SA II型 |
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