問題
コレシストキニンが分泌を促進する消化液はどれか。
- 唾 液
- 胃 液
- 腸 液
- 膵 液
解答: 4(膵 液)
解説
- 誤り。唾液の分泌は自律神経(副交感神経・交感神経)によって調節され、CCKは関与しない。
- 誤り。胃液の分泌促進にはガストリンが主に関与する。CCKは胃液分泌の主要な促進因子ではない。
- 誤り。腸液の分泌調節にはセクレチンと副交感神経が関与する。CCKは腸液分泌の主要な促進因子ではない。
- 正しい。CCKは小腸粘膜がアミノ酸や脂肪酸で刺激されると分泌され、膵臓に作用して消化酵素に富む膵液の分泌を促進する。なおセクレチンもHCO₃⁻に富む膵液の分泌を促進するが、CCKが促進するのは酵素成分が豊富な膵液である点が異なる。CCKはさらに胆嚢を収縮させて胆汁の排出も促進する。
ポイント
- CCKの2大作用は「酵素に富む膵液の分泌促進」と「胆嚢収縮による胆汁排出」である。
- 覚え方のコツ: 「CCK=膵酵素+胆嚢収縮」「セクレチン=膵のHCO₃⁻+水分」とセットで覚える。膵液促進ホルモンが2つある場合は中身(酵素 vs アルカリ液)で区別する。
- 関連知識: CCKの分泌刺激はアミノ酸と脂肪酸であり、セクレチンの分泌刺激は酸性内容物(HCl)である。刺激物質と促進される膵液成分をセットで覚える。
- よくある間違い: CCKとセクレチンはどちらも膵液分泌を促進するため混同しやすい。「CCK=酵素」「セクレチン=重炭酸」と分けて記憶する。
| 項目 | コレシストキニン(CCK) | セクレチン |
|---|---|---|
| 分泌部位 | 小腸粘膜 | 十二指腸粘膜 |
| 分泌刺激 | アミノ酸、脂肪酸 | 酸性内容物(HCl) |
| 促進する膵液成分 | 消化酵素に富む膵液 | HCO₃⁻・水分に富む膵液 |
| その他の作用 | 胆嚢収縮 | 胃液分泌抑制 |
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