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つむぐ指圧治療室 相模大野

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アシドーシスの原因とならないのはどれか

問題

アシドーシスの原因とならないのはどれか。

  1. 呼吸量減少
  2. 腎機能低下
  3. 頻回の嘔吐
  4. 持続する下痢

解答: 3(頻回の嘔吐)

解説

  1. 誤り。呼吸量の減少はCO₂が体内に蓄積して呼吸性アシドーシスの原因となる。CO₂は肺から排泄される。呼吸量が減少するとCO₂排泄が不十分となり、H⁺が増加する。
  1. 誤り。腎機能の低下はH⁺の排泄障害とHCO₃⁻の再吸収低下をもたらし、代謝性アシドーシスの原因となる。H⁺は腎臓から排泄される。
  1. 正しい。頻回の嘔吐は胃酸(HCl)の喪失によりH⁺が体外に失われるため、血液はアルカリ側に傾き、代謝性アルカローシスの原因となる。pHがよりアルカリ性側に向かう状態をアルカローシスと呼ぶ。したがって嘔吐はアシドーシスではなくアルカローシスの原因である。
  1. 誤り。持続する下痢は腸液中に含まれるHCO₃⁻(重炭酸イオン)が大量に喪失されるため、代謝性アシドーシスの原因となる。

ポイント

  • 嘔吐=胃酸(H⁺)喪失→アルカローシス、下痢=腸液(HCO₃⁻)喪失→アシドーシスである。
  • 覚え方のコツ: 「嘔吐=胃酸を吐く=酸が減る=アルカローシス」「下痢=腸のアルカリを失う=アシドーシス」と対比で覚える。
  • 関連知識: アシドーシスもアルカローシスも、呼吸性の機序によるものと代謝性の機序によるものがある。。
  • よくある間違い: 嘔吐も下痢も「体液喪失」であるため両方ともアシドーシスと誤解しやすいが、喪失する体液の成分(胃酸 vs 腸液)が異なるため酸塩基平衡への影響は正反対である。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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