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つむぐ指圧治療室 相模大野

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α運動ニューロンについて誤っている記述はどれか

問題

α運動ニューロンについて誤っている記述はどれか。

  1. 起始部は脊髄または脳幹にある。
  2. 軸索は髄鞘に囲まれている。
  3. 軸索末端部には伝達物質がある。
  4. 錘内筋を支配する。

解答: 4(錘内筋を支配する。)

解説

  1. 正しい。α運動ニューロンの細胞体は脊髄前角または脳幹の運動神経核に存在する。脊髄では前角の腹側に位置し、四肢・体幹の骨格筋を支配する。脳幹では脳神経の運動核(例:顔面神経核、舌下神経核)として存在する。
  1. 正しい。α運動ニューロンの軸索はAα線維に分類され、太い髄鞘(ミエリン鞘)に囲まれている。伝導速度は約70〜120 m/sと神経線維の中で最も速い部類に入る。
  1. 正しい。軸索末端部(神経筋接合部)にはシナプス小胞が存在し、神経伝達物質としてアセチルコリン(ACh)が蓄えられている。活動電位が到達するとAChが放出され、骨格筋の収縮が惹起される。
  1. 誤り。α運動ニューロンは錘外筋(骨格筋の主要な筋線維)を支配する大型の運動ニューロンである。錘内筋(筋紡錘内の筋線維)を支配するのはγ運動ニューロンであり、両者の役割は明確に異なる。α運動ニューロンは直接的に骨格筋の収縮力を生み出すのに対し、γ運動ニューロンは筋紡錘の感度を調節する。

ポイント

α運動ニューロン=錘外筋(骨格筋)、γ運動ニューロン=錘内筋(筋紡錘)という支配関係が最頻出である。

  • 覚え方のコツ: 「αは大きい(太い・錘外筋)、γは小さい(細い・錘内筋)」とギリシャ文字の順で大→小と覚える。
  • 関連知識: 運動単位はα運動ニューロン1個+それが支配する錘外筋線維群で構成される。神経筋接合部の伝達物質AChは第4章(シナプス伝達)とも関連する。
  • よくある間違い: α運動ニューロンとγ運動ニューロンの支配対象を逆に覚えてしまうこと。「α=外、γ=内」を確実に区別する。
  • 教科書では「d.γ運動ニューロン」の範囲に該当する。
項目 α運動ニューロン γ運動ニューロン
細胞体の大きさ 大型 小型
支配対象 錘外筋 錘内筋
軸索の種類 Aα線維 Aγ線維
主な役割 骨格筋の収縮 筋紡錘の感度調節

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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